排水中に油脂分を多く含む排水では、スリット部(目幅・網目)に付着する油脂分が目詰りの原因となり、スクリーンの機能が役目を果たしません。しかし、レーキ往復式スクリーンなら、特殊機構により、スリット部のセルフクリーニングを行うことで目詰りを解消いたします。
通常、回転ドラム式・振動式・傾斜式スクリーンは、目詰りの解消のために多くの洗浄水が必要です。多くの洗浄水は、処理水の増加・洗浄ポンプの設置、付帯設備(電気・配管)も必要になるというデメリットがともないます。しかし弊社製品は、基本的に洗浄装置が不要です。弊社製品なら、このデメリットを回避できます。
近年は、ばっ気混合液の固液分離に、膜分離装置がさかんに導入されるようになりましたが、膜分離にも、し渣(主として繊維質の未分解夾雑物)による閉塞というネックがあります。しかしレーキ往復式スクリーンは、微細なスリットにより効率よく繊維質を除去いたします。
高濃度排水に適した機種選定は非常に難しく、間違った選定を行うと処理施設全体の問題となることがあります。そのため、弊社ではお客様から十分なヒアリングを行い、これまでの経験に基づき、最良の機器を提案いたします。
スクリーン設置周辺の環境は、悪臭や洗浄水の飛散等によって、劣悪な環境になる場合が一般的です。しかし弊社製品は、密閉仕様(標準)により、上記の問題を解決いたします。
「設置場所が狭い」「搬入ルートが十分に確保できない」そんな場合もお任せください。弊社製品はコンパクトな上に、分割搬入が可能です。設置場所で製品を組み立てられるため、上記の問題を解決いたします。
「他社製品であるがメンテナンス(更新)を依頼したい」「既存設備の一部にスクリーンを追加したい」「稼働テストを行いたい」等のご要望には、現地へ出向いてのご対応も可能です。
納入場所が沿岸地域であったり、排水が酸性・硫化水素の発生により製品の腐食が懸念される場合、通常の材質SUS304をSUS316・SUS316Lへ仕様変更するか、または防蝕塗装を施すことで、懸念を払拭できます。
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